実家とピアノ
そろそろ本腰を入れて向き合わなくちゃいけないことがある。
ひとつは家のことで、もうひとつは自分のこと。
時間がない時間がないと後回しにしてきたけど、そろそろやらなきゃな
気が重い
私は実家が嫌いだ。
実家といっても私にとって全く特別な家ではない。物心ついた時には違う家に住んでおり、何度か引越しをした、その中のひとつだ。
子供の頃数年間住んだだけの家。
あまり良い思い出もない。
既に私の部屋はなく、いる場所もない。
でも度々実家に行かなくてはいけないので、その度に体調を崩し、メンタルもぐちゃぐちゃになって帰ってくる。
そこで私は、何か実家に楽しみを見出せないかと考えた。
実家には電子ピアノがある。
子供の頃ピアノを習っていた。
ピアノは嫌いではなかったけど、自分の弾きたいときに好きなだけ弾いて、気が向かない時は触りもしなかった。つまり、練習が大嫌いで辞めてしまった。
あと、弾いてるところを母や、同じくピアノを習っている姉に聴かれてやいのやいの言われるのが大嫌いだった。
今ならぼおっとテレビを見てる母の後ろで、好きなだけピアノを弾けるんじゃないか?と思いついたのは仕事中だった。
うるさかったらヘッドホンを使えばいいし、先生もいないから自分で好きな曲を練習できる。
楽譜くらいは読めるのだ、指の動かし方くらいはわかるのだ。
頑張って練習したら矢野顕子みたいに歌いながら弾けるようになるんじゃないか?
それに何より、その為だったら私は実家に行けるんじゃないか?
手は仕事をしながらも、頭がどんどん前向きに進んで行く。我ながら良い思いつきだ!
この作戦を試してみたら、またここで報告しよう。
ピアノに飽きてしまっても大丈夫、実家にはアコギもあるのだ。